■1950年(昭和25年)秋、米国ペンシルバニア州ワシントンに初めてポニーリーグが結成されました。

ポニーリーグは、13才及び14才の少年(中学生)によって結成される野球リーグです。ポニーとは、英語で子馬を意味し、中学生の若々しい元気な姿を連想して名付けられたといわれます。

 1951年は、ペンシルバニア州だけで行われましたが、翌1952年には全米に広がり、全米選手権大会が開かれることになりました。

 その後、ポニーリーグを母体として、組織は拡大され、1959年末コルト・リーグ(15才〜16才)が、次いでブロンコ・リーグ(11才〜12才)が1961年に追加加入され、翌年に法人組織となり、米国ボーイズ・ベースボール協会と呼称されました。 

その後さらにピント・リーグ(7才〜8才) ムスタング・リーグ(9才〜10才) サラブレッド・リーグ(17才〜21才)が次々に生まれ、現在は6階級に分かれております。

●PONYとは?

Protect Our Ntion's Youth(わが国の若者を守れ)

今ポニーリーグは世界中に広まり、メキシコ、中国、カナダなど十数カ国に協会があり、
毎年世界選手権が開催されます。

ポニーリーグの合言葉「世界の子供と野球をしよう」

★ポニーリーグってどんなリーグ?★

●競技場 (他リーグとの規格の違い)各距離は新規定によるものです

各ベース間      25.84 m  (通常より約1.6m短い)
バッテリー間     17.41 m  (通常より約1m短い)
ホーム−2塁間    36.5  m   
両  翼        90m 以上
センター       102m 以上

 

 通常よりもやや短い塁間、バッテリー間のため成長期の子どもの体にかかる負担が軽減されています。
しかし、打席に立つと投手の投げる球は「体感で140キロ」に相当し、守る内野手も待って捕ると間に合わない 
等、他のリーグにはないスピーディーな内容です。

 
 1団体1チーム、ではないので人数が多ければ複数チームを編成し公式戦への出場が可能。


 ポニーリーグは選手が多い場合、複数のチームを編成しそれぞれが単独チームとして公式戦への出場ができ  
ます。それにより多くの試合経験、実戦経験を積むことができ練習の成果を試す機会を得ることができます。

  

●用具

 公式戦は、協会印の付いた公認球を使う。 バットは、協会公認のバットを使う。 スパイクは、金属でもよい。
打者、走者、ランナーコーチは、両耳を保護するヘルメットを使う。 選手、監督は全員、統一された同一のユニ
フォームを着用する。

●競技規則

 公認野球規則に従う。 会員証を提示しない選手は、ベンチに入れない。 試合開始後に来た選手は、ベンチに
入れない。ピンチのとき、選手が集まる場合は3人まで。

●投手

 1試合で7イニングまでしか投げられない。 連続する試合では、合計10イニングまでしか投げられない。
(例えは:前の試合で6回、今の試合で4回、次の試合は6回となる) 打者、走者に1球でも投げたら、1イニング
として計算する。 一度マウンドを降りた投手は、その試合では投げられない。

●ゲームの長さ

 1試合は、7イニング 負けているチームが5回の攻撃を終了すれば、天候などの理由で中止されても試合成立。
延長戦」は、原則として、勝負がつくまで行う。 5回を終了して、10点の差があればコールドゲーム。

●審判員

 試合30分前に集合。 ズボンは、紺、白か紺の上着を着用。 ポニー精神に好ましくないマナー、ヤジには必ず
注意を与える。 会員証による出場選手の確認を行う。
ベンチ内人数の確認(選手15、監督、コーチ2、スコアラー1、代表1) ユニフォーム、用具の確認。 投手の投球
回数の確認。

●監督、コーチ

 監督、コーチは試合中、ベンチまたは所定の場所にいなければならない。 ユニフォームを着用すれば、大人の
コーチがベースコーチをしてもよい。 ハーフイニングに1回はタイムアウトをとり、ファウルラインを超えて選手に指
示してよいが、2回した場合は投手を交代させなければならない。ただし、ケガや相手チームまたは審判によりタイ
ムがかかっている場合は回数として数えない。 判定に関してプレー上の抗議はできない。 ルール解釈上の抗議
はできる。
ベンチ、フィールド内は絶対禁煙。